コンセプト
「京街道」とは、豊臣秀吉が文禄5年(1596年)に「大坂城」と「伏見城」の2つの城を最短距離で結ぶ為、淀川沿いに「文禄堤」を整備し、これが「京街道」となりました。その後、江戸時代に入り徳川家康が、天下の台所である大坂への道である「京街道」をさらに発展させるため、守口宿、枚方宿、淀宿、伏見宿の4つの宿駅を設け、これらは、淀川の舟運によって人やモノの往来が盛んに行われ、水運、陸路ともににぎわい、この「京街道」の四次と徳川幕府が江戸から京都までをつないだ「東海道五十三次」を合わせて、江戸と大坂を結ぶ「東海道五十七次」と呼ばれています。
本大会は、スタート地点を東海道五十六番目の宿場町、大坂街道の第三の宿場町の港として栄え、江戸時代には旅人や商人の重要な地であった「枚方」、ゴール地点を平安時代から海陸交通の要地として栄え、江戸時代には伏見と大坂を結ぶ三十石船などの過書船のターミナルとして淀川舟運の要衝として繁栄した「八軒家浜」として、秀吉の築いた、また家康が発展させた「京街道」、「東海道五十七次」を “陸の路”と”水の路”両方で、大阪の生活と経済を支える水の大動脈「淀川の旅」を”笑顔で楽しんでもらう” ことをコンセプトとして企画されました。
また、2025年大阪・関西万博までの運用開始に向けて整備中の「淀川大堰閘門」を知っていただき、2025年大阪万博で大阪に来られる国内外の方々に、淀川沿川市町の魅力と賑わいを知っていただくことも目的としています。陸路のランコースは大阪ふれあいの水辺「まちなかビーチ」を目指す20kmを、ゆっくり、のんびり、楽しめるように制限時間4時間として初心者でも楽しんでいただけるように設定、水路コースは「まちなかビーチ」から最終ゴール地「八軒家浜」までの2kmを、SUP(パドルボード)とクルーズ船で桜が咲き始める水都大阪を楽しみながら水上パレードを楽しみます。さらに天下の台所ということで、沿川の食にこだわった「宿駅おもてなしエイド」もこのイベントの楽しみのひとつになるようにと考えております。